
ツイッターで失踪人を探すことは可能でしょう。しかし、ツイッターで人探しする場合には個人情報の扱いなどいくつかの注意点を把握しておく必要があります。
ツイッターはFacebookと並ぶ人気SNSの一つです。ツイッターを活用することで特定の人物を探したり、その人の情報を集めたりすることが可能でしょう。
2020年現在、ツイッターのデイリーアクティブユーザー数は1億8,700万人とされており、リアルタイム性や拡散力の高さから多くの情報を入手することが可能であると想定されます。(参考:Twitter)
ただし、ツイッターで人探しをする際にはいくつか気をつけるべき点もあります。この記事では、ツイッターで人探しをする方法や注意点などをお伝えします。
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目次
ツイッターで人探しをする方法~行方不明者の捜索の場合~
人探しにツイッターを活用する場合の詳しい使い方を見ていきましょう。
まずは、行方不明者を探していることを冒頭に記載します。【行方不明者の捜索】【拡散希望】など、鍵カッコで目立たせると目につきやすいでしょう。
そして、行方不明者の最新の写真とともに、以下のような行方不明者の基本情報を記載しましょう。
- 名前
- 年齢
- あなたとの関係性
- いつから行方不明なのか
- 最後に見た時間と場所
- 失踪時に着用していた衣服
【例】
その他、喋り方や歩き方などの情報や全身がはっきりと写っている写真等、本人特定のためにできる限りたくさんの情報を掲載するとよいかもしれません。
行方不明者を捜索する場合できる限り早く発見したいですし、確実に帰ってきてほしいと思う方も多いでしょう。ツイッターでの人探し成功率を上げるためには、
- 固定ツイートにして常にフォロワーから見えるようにする
- リツイートを呼びかける
- 検索機能で見つかるように「失踪人」「人探し」などのキーワードを積極的に使って投稿する
- 犯罪性がないことを示し切実に見つけたいことを訴える
などの工夫をするといいでしょう。
ツイッターで人探しをする方法~所在調査の場合~
失踪人を探したいわけではなく、「昔の友人を探したい」「初恋の人を探したい」など特定の相手の行方調査をしたい場合の人探し方法について見ていきましょう。
ツイッターには検索機能がありますので、そこに探している人の名前やニックネームを入れて検索をしてみましょう。
探している人がそのままのニックネームや名前でアカウントを作っていた場合にはすぐに見つけられるかもしれません。
実名で登録していなかったとしても、ツイートの中に名前が含まれていた場合にも検索結果に表示されますので、何かしら見つける手がかりになるでしょう。
なお、名前だけでは膨大な量のツイートが検索で引っかかってくる可能性があるため、その場合は、
- 名前 勤務先
- 名前 出身学校
- 名前 職種
など、キーワードを絞り込んで検索してみることも効果的でしょう。勤務先や出身学校を含めて検索をかけると、人探しの対象である本人に関係のある人(友達や恋人など)のツイートが見つかることもあります。
そういった場合は、その人のフォロワー一覧、フォロー一覧から探している本人を見つけ出すこともできるでしょうし、その関係者にダイレクトメッセージを送ることも可能です。
ダイレクトメッセージを送る場合は、単に探していることだけでなく、探している目的、自分との関係性などをしっかりと明記し、悪用の意図がないことを伝えるようにするとトラブルが起こりにくくなるでしょう。
また、ツイッターにはハッシュタグという機能がついていますので、その人の趣味など関連がありそうなキーワードで検索することも可能です。
ハッシュタグ(#記号)は、Twitterでキーワードやトピックを分類するために使われます。この機能はTwitterで作り出されたもので、この機能を使えば興味のあるトピックを簡単にフォローできます。(引用:Twitterヘルプセンター)
キーワード検索で気になるつぶやきを見つけたら、その人に直接メッセージを送り、情報提供を求めてみてもいいでしょう。
ツイッターで人探しするときの注意点
あなたの人探しの目的がストーキングやDVではなかったとしても、あなたが拡散した情報により、その人が別の人物にストーキングをされたり暴力を受けたりする可能性もあります。
事実、SNSでの拡散が原因でストーカーの男性に情報が渡ってしまい、女性が殺害される悲惨な事件が過去に起こりました。(参考:逗子ストーカー殺人事件)
ツイッターで人探しをする際は、あなたがストーカーやDV加害者でないことを証明するために、情報の提供先を警察にしておくといいでしょう。また、あなたが人探しに関してツイートする際や、他人の人探しツイートをリツイートする際には細心の注意を払ってください。
ツイッターでの人探しがうまくいかないときの選択肢
自分でツイッターを使った人探しをしてみても、なかなか相手の情報が集まらない、失踪人を探し出せない、という場合は他の方法も検討すべきです。
警察に捜索願を出す
失踪人が見つからず、事件性が高い場合は警察に依頼しましょう。捜索願を出し、警察も事件の可能性が高いと判断してくれれば、すぐに捜索してくれる可能性があります。
こういう場合におすすめ | 人探しの対象者が何らかの事件に巻き込まれた可能性が高い場合 |
費用 | 無料 |
特徴 | 緊急性や事件性が低いと判断された場合には積極的に捜査してくれないケースもある |
【関連リンク】相談窓口について 警視庁
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探偵に依頼する
また、事件性は証明できないけれど、子供や夫が行方不明になって緊急性が高いという場合は、探偵に人探し調査を依頼することがベストです。
警察の場合は、事件性がないと判断されると積極的に探してくれませんが、探偵であれば、依頼をすればすぐに調査を開始してくれます。
こういう場合におすすめ | 警察が思ったように動いてくれない場合や事件性が低い場合 |
費用 | 相談無料/基本料金4万円〜 |
特徴 | 音信不通になった子供や配偶者の捜索に向いている。難易度が高い調査の場合には費用が高額になるケースがある |
(参考:原一探偵事務所)
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ポイント
失踪人が事件や事故、犯罪に巻き込まれることは防ぎたいですよね。無事に見つけ出すためにも、迅速な判断をされることをおすすめします。
人探しは早期に動くことが大切
人探しは失踪してからの時間に比例して発見が難しくなるといわれています。
参考:行方不明者数の推移
ツイッターは拡散速度が非常に高くリアルタイムな情報が手に入るSNSであることから「失踪直後の人探しに適している」といえるでしょう。警察や探偵に依頼する前の対応としてツイッターでの人探しを選択肢に入れてもよいかもしれません。
ただし、不特定多数の人に個人情報を晒してしまう恐れもありますので、本人の名前、写真、動画を発信する際には注意が必要です。
まとめ
ツイッターで情報を拡散することで失踪人の所在確認ができるかもしれません。
ただし、拡散範囲や拡散スピードなどメリットの多い捜索方法であることは確かですが、情報の確実性や、安全性を考えると、注意しなければならないこともあるでしょう。
より確実に探し出したいという場合は、警察や探偵への依頼を検討することも必要でしょう。ツイッターでの人探しはあくまで補助的な役割であると認識してもよいかもしれません。