家出と自殺の関係|自殺が考えられる家出の特徴と探し出す方法

ご家族や大切な方が家出してしまい、「自殺するかもしれない…」と不安を感じてはいませんか。

必ずしも本人が自殺を目的に家出したとは言い切れませんが、もしも家出前に不自然な行動が見られたり、思い詰めている様子が見てとれたりした場合は、最悪の事態にならないように早急に捜索を開始するべきです。

また、発見後は、同じ行動を繰り返さないように丁寧に心のケアをする必要があるでしょう。

この記事では、家出した人と自殺に関するデータをご紹介した上で、自殺のサインや探し方などについて解説します。

注意ポイント

もしも本人が本当に自殺を考えて家出をした場合、いつ何が引き金になってもおかしくない状況にあります。「そのうち帰ってくるだろう」という判断は危険です。1分でも1秒でも早く保護できるように動きましょう。

家出と自殺の関係

まずは、家出と自殺の関係について、警察や厚生労働省などのデータを用いて解説します。

自殺者数の推移

引用:令和元年中における自殺の状況|警察庁

「自殺大国」とも言われている日本ですが、実は年々自殺者数は減少しており、令和元年は自殺者数が多かったころの2/3程度の年間約2万人の自殺者数となっています。

ただし、2020年は新型コロナウイルスの影響も大きく、5ヶ月連続で自殺者数が増加の傾向にあります。

コロナが収束しない限り、今後も経済や将来に不安を感じて自殺を考える方が増えてしまうかもしれません…。

自宅や学校・職場以外で自殺する人も多い

引用:平成29年の自殺の状況|厚生労働省

自殺をする場所ですが、半数以上が自宅での自殺となっています。他にも学校や職場など、6割以上は普段生活している場所で自殺をしているようです。

裏を返せば、4割程度の方は行方がわからない場所で自殺していることになり、自殺しているのかどうかわからない段階では、残された家族の方には「家出した」ということしかわかりません。

「自殺の名所」と呼ばれる場所には、深く木々が多い茂った樹海や断崖絶壁の場所が多く、人知れず自殺したいと考えている方も少なくはないのでしょう。

家出した人が見つかる確率

参考:令和元年における行方不明者の状況|警察庁

行方不明者の届出が出されて、約85%の方は所在確認が取れていますが、約5%は残念ながら死亡確認という結果が出ています…。

毎年10万人程度の行方不明者届出が出されており、そのうち4,000~5,000人が死亡確認

事件や事故に巻き込まれたケースもあるでしょうが、自ら命を絶って…というケースもこの中に含まれます。

ただ、前向きに考えれば、自殺しようと家出したけれど、決心が付かずに途方に暮れているようなケースも少なくないのです。

家出した人の自殺の可能性が高い4つのサイン

厚生労働省では、自殺のサインとして以下の点を特徴として挙げています。

  • 感情が不安定になる。突然、涙ぐみ、落ち着かなくなり、不機嫌で、怒りやイライラを爆発させる。
  • 深刻な絶望感、孤独感、自責感、無価値感に襲われる。
  • これまでの抑うつ的な態度とは打って変わって、不自然なほど明るく振る舞う。
  • 性格が急に変わったように見える。
  • 周囲から差し伸べられた救いの手を拒絶するような態度に出る。
  • 投げやりな態度が目立つ。
  • 身なりに構わなくなる。
  • これまでに関心のあったことに対して興味を失う。
  • 仕事の業績が急に落ちる。職場を休みがちになる。
  • 注意が集中できなくなる。
  • 交際が減り、引きこもりがちになる。
  • 激しい口論やけんかをする。
  • 過度に危険な行為に及ぶ。(例:重大な事故につながりかねない行動を短期間に繰り返す。)
  • 極端に食欲がなくなり、体重が減少する。
  • 不眠がちになる。
  • さまざまな身体的な不調を訴える。
  • 突然の家出、放浪、失踪を認める。
  • 周囲からのサポートを失う。強い絆のあった人から見捨てられる。近親者や知人の死亡を経験する。
  • 多量の飲酒や薬物を乱用する。
  • 大切にしていたものを整理したり、誰かにあげたりする。
  • 死にとらわれる。
  • 自殺をほのめかす。(例:「知っている人がいない所に行きたい」、「夜眠ったら、もう二度と目が覚めなければいい」などと言う。長いこと会っていなかった知人に会いに行く。)
  • 自殺についてはっきりと話す。
  • 遺書を用意する。
  • 自殺の計画を立てる。
  • 自殺の手段を用意する。

引用:自殺直前のサイン|厚生労働省

これらを踏まえて、自殺のために家出している可能性が高いケースについて4つのパターンを解説します。

注意ポイント

1つでも当てはまった場合は、迅速に探し出すために、警察に相談することも躊躇しないでください。

遺書が残されている

もっともわかりやすい状況で、早急に対応すべきでしょう。自宅や職場などに遺書や書き置きなどの自殺をほのめかす内容が残されているケースです。

人知れず死にたいとは思っていても、いなくなることだけは家族に伝えようとして何かしらのメッセージを残して家出するケースも少なくありません。

遺書等に居場所は書かれていなくても、警察に協力してもらうための十分な証拠となります。

家出前にネガティブな言動や情緒不安定な状態があった

「自分なんか居なくなっても誰も困らない」「今の仕事じゃ将来に何も希望がもてない」「自分が生きている意味はあるのだろうか」など、自殺を考えている人は後ろ向きで自身を責める発言が多くなる傾向があります。

特に「もう死んで楽になろうかな」と直接的な発言をしている場合は、既に本人の中で自殺が選択肢としてある状態と考えられるので、失踪後は早急に対処しなければいけません。

普段取らないような行動を取っていた

硬派で真面目なタイプの人が急にギャンブルへのめり込むなど、失踪前に明らかにおかしな行動を取っていた場合は、「どうせ死ぬんだから」とやけを起こしていた可能性があります。

また、周りの人へ急に感謝の言葉を述べだし家族や旧友に会いに回るといった行動も、自殺者に見られる典型的な行動なので注意が必要です。

身の回りをきちんと整理して家出した

家出して人目に付かない場所で自殺を考えている方は、残された人に迷惑をかけたくないと思っていることも多いです。

例えば、財産の扱い方についてわかる資料や普段大切にしていた価値のある物をわかりやすい場所に残して家出しているケースでも自殺の疑いが高まります。

家出してしまった人を探す方法|自殺の疑いがある場合にはとにかく迅速に!

自殺しようとして家出した疑いがある場合に、大切な人を見つける方法について解説します。タイトルにもありますが、自殺の疑いがある場合には少しでも早い対応が必要です。

警察に連絡をする

単なる家出であれば、警察は簡単に捜索を進めてくれませんが、家出人に自殺の疑いがある場合には警察も動いてくれやすくなります

上でもお伝えしたような、自殺が考えられる理由や証拠などを持って早急に最寄りの交番や警察署に相談しに行ってください。

警察に人探しの協力を得るためには、行方不明者届(捜索願)』を提出します。家出した人のご家族や身近な人であれば、誰でも提出可能ですが、身分証明だけは必要になります。必ず持っていきましょう。

また、捜索の手がかりになる家出人の情報や顔写真、どこに行ったか見当が付くような情報など、とにかく手がかりになりそうなものは一度まとめておいて、警察にしっかり伝えてください。

ポイント

ここでの動き出しが、家出人が見つかるか否かの大きな分かれ道になります。

できるだけ集めておきたい家出人の情報

家出人の情報
  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 身長
  • 体型
  • 携帯電話番号
  • 顔写真
  • 交友関係
家出時の持ち物
  • 家出当時の格好
  • 所持金
  • 交通手段(車がないならナンバー)
家出時の状況
  • 家庭での状況
  • 学校・職場での状況
  • 家出前の言動
残された手がかり
  • 書き置き
  • 自宅PCの検索履歴
  • SNSへの投稿 など

個人でも捜索を開始する

警察に任せっきりではなく、ご自身でも探せるところは探していきましょう。自殺ではなく、単なる家出で知人の家に一時的に出かけただけかもしれません。心当たりがある人物には漏れなく確認を取っていってください。

また、職場や学校などからいなくなったのであれば、最後にいた場所にも確認してください。職場や学校にも手がかりが残されている可能性があります。

新たな情報が見つかれば、警察にも報告し、多くの人と協力しながら探すようにしましょう。

探偵に人探しを依頼する

1日~2日の捜索で見つからない場合には、探偵に依頼することも検討してみてください。

行方不明者届が出されてから発見されるまでの期間と割合について、以下の結果が出ています。緑線の行方不明者全体を見てみると、捜索当日での所在確認で半数、1週間以内で約80%となっています。

行方不明者発見と日数の関係

引用:平成30年における行方不明者の状況について|警察庁

これは言い換えると、捜索開始から1週間以上が経過すると見つかる可能性も20%以下に激減するということになります。自殺が考えられるケースであれば、1日でも早く見つけないといけません。

警察以外の専門家の力を借りるとなると、探偵への依頼があります。人探しの依頼をするとなれば費用はかかってしまいますが、お金には換えられない状況でしょう。

相談ならば無料でできますので、警察と同じく状況をまとめて探偵への相談も早いうちから検討してください。

まとめ

この記事では、自殺が考えられる家出の場合の探し方や相談先についてご説明しました。何よりも早い動き出しが大事です。

少しでも「おかしい」と思ったら、最寄りの警察に迅速に相談してください。

警察が動いてくれない場合は、探偵への相談、依頼も検討しましょう。

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